
大崎 善生
講談社 刊
発売日 2002-05
涙なしに読むことができない本 2007-02-03
何度読んでも泣ける本を誰でも一冊くらいは持っていると思うが、私にとってはこの『聖の青春』がそれです。
何度読んだか分かりませんが、泣かずに読みきれたことは一度もありません。
本書は29歳で夭折した棋士・村山聖の物語です。
幼くして病気に侵され、周りの患者が次々と死んでいく病院で将棋を覚えた少年時代。
若くして頭角を現すも、常に万全の体調では闘えない日々。
師匠・森との親子関係をも超えた結び付きに、
ただ「名人」を目指し駆け抜けた29年の生涯に、
思うに任せない状況の中でかくも純粋に生きた村山聖という人間に、
胸を締め付けられずにはいられない。
死を傍らにみるということは、本当の意味で「生きる」ということなのかもしれない。
純粋に生きるということは、こんなにも尊いものなのか。
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将棋の腕前を上げるには、実戦が一番。しかし一流の棋書があれば短期間に上達できる。おすすめの将棋本はこれだ!