
池 泰弘
工学社 刊
発売日 2005-02
将棋プログラミングの基本はこの1冊でOK 2005-03-30
データ構造、合法的な手の生成、MinMax、アルファベータ、ハッシュによる探索結果の記憶、詰将棋ルーチンなど、
将棋プログラミングに必要な基本知識がこの1冊で全て解説されています。
チェス、オセロ、囲碁といった有限完全情報確定二人零話ゲームの思考の作成全般に応用が利くでしょう。
将棋プログラミングの入門書として十分な内容となっています。
これ以上の知識を得たいなら専門の論文に当たるしかない、と言ったレベルまできちんと解説されています。
将棋のプログラムを作成する上で意外と面倒なのがユーザーインターフェースの作成です。
思考の本質とは関係無いが、おろそかには出来ない部分です。
それが、この本ではCUIの作成、CSA将棋への接続、うさぴょんUIへの接続が解説されており、
自分でUIを作成しなくてもよい内容になっています。
初心者向けとして、良い配慮がされていると言えるでしょう。
思考ゲームプログラムを作りたい方には文句なしにお勧めできます。
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増山 雅人
中央公論新社 刊
発売日 2006-10
将棋の駒一つとっても奥が深い! 2006-11-19
最初この本を見た時は、将棋の駒だけで本に成り得るのかと思いましたが、読んでみて将棋の駒一つとってもこんなに奥が深いのかとびっくりしました。
王と玉があるのはなんとなく知っていましたが、将棋の駒を作るということではどのように作り分けるのかという話や、書体の話などなど、面白い話がいっぱい詰まっています。
写真も豊富で良く分かります。日本の文化をとらえるためにも皆様、是非一読してみてください。
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藤井 猛
河出書房新社 刊
発売日 2000-06
四間飛車・対持久戦の良書 2004-05-20
四間飛車持久戦について詳しい変化が載っています。
級位者〜初段の四間飛車党の方には必須の本といってもいいと思います。
居飛車穴熊では「四間〜本2」に続いて藤井システムが載っています。
駒組みが若干古いですが、説明が非常にわかりやすくなっています。
対左美濃もこの一冊で充分だと思います。
各種位取りも載っていて、持久戦定石の大部分を網羅しています。
一問一答で覚えやすいので、これから四間飛車を指そうという方には
オススメできる本だと思います。
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村山 慈明
毎日コミュニケーションズ 刊
発売日 2006-11
信頼おける変化が満載 2006-11-24
村山4段は、近代将棋に最新定跡講座(定跡最前線特捜部)を連載しています。
毎月 中身の濃い講座でプロも目を通していると聞きます。またタイトル戦でも
これらの変化が現れることがありました。
それらをまとめた内容になっています。
所司さんの将棋定跡最先端(居飛車編)(振り飛車編)よりあとから出たこともあり
より詳しく突っ込んで書かれています。
石田流における鈴木新手等は、本家の著作と変化を比較しみるのも面白いと思います。
相横歩取りは、あとから出てきた▲46角に対する新手△27角戦法も収録されていて
興味ぶかい内容となっています。(この変化等は、知識を入れていないと実戦では
最善手がその場で見つけるのがかなり困難と思われます)
ゴキゲン中飛車でも佐藤新手の▲96歩の説明から入って後手が端歩を受ける形、受けない形
を解説しています。
全体的にアマが知りたい戦形をうまくまとめてくれている好著です。
村山慈明4段の今後の活躍に期待したいものです。
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羽生 善治
日本将棋連盟 刊
発売日 2004-09
香・桂馬の使い方に苦労しない! 2005-03-16
香や桂馬が持ち駒になることはよくありますよね!
この本を見るととてもわかりやすく説明されているなあ〜と
感心しました。。
基本的で簡単な筋から少し考える応用的なものまで豊富に
書かれていると思います^^!
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米長 邦雄
祥伝社 刊
発売日 1994-02
空気が濁る 2006-01-23
真剣勝負をする人だって、仲間は大切だ。だけど、その仲間に誰を選ぶかが問題。志の低いヤツを選ぶと、場の空気が濁る。単なる仲良しグループでは、人間は磨かれないのだ。
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池田書店 刊
発売日 1995-12
子供だけでなく大人にもおすすめ 2002-03-25
この本では、将棋の序盤、中盤、終盤の考え方を、次の一手形式で解説しています。たとえば序盤は玉を囲うとか、中盤は駒得しようとか、こんな時には大駒をすててもいいとか、終盤はスピードが重要といった、強い人には常識ともいえる将棋の「作法」を問題を解きながら楽しく学ぶことができます。ルールは知ってるんだけど、実際にどう指していいか方針がわからないという人に最適です。大人から子供まですべての入門者におすすめできます。
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渡辺 明
浅川書房 刊
発売日 2005-04-22
明快な解説 2005-04-28
渡辺竜王の最初の著作だけあって力が入った素晴らしい著作だと思いました。
題材は、四間飛車急戦で鷺宮を省略して後手を△43銀、△52金型に絞って3戦法を詳しく解説しています。
(すなわち ▲45歩戦法、▲46銀左戦法、棒銀戦法)
現時点での渡辺竜王の各局面に対する形成判断、大局観等をすなおに述べているのが実にわかりやすい。
いくつかをピックアップすると▲45歩戦法では、先手の金の位置が▲69か▲68かの違いあるいは、後手の△63金で△74歩がついているか否かでとか微妙な違いで形成が揺れ動く点。
▲46銀左戦法では、最新形の超急戦型(順位戦の森内VS藤井戦)も現時点での意見が詳しく述べられています。(この点は、青野さんの鷺宮定跡の方が指し手ではさらに詳しく述べられていましたが)
面白いのは、師匠(所司)の本をから見て振り飛車ワールドの指定局面対局に臨んだら本に書いてない好手を指されたので師匠に詰め寄ったら
うまくはぐらかされたとか 笑 こういう文章も織り込まれていて若さあふれる著作となっている。
なお棒銀戦法では、後手の△42金型だと先手の仕掛けが難しいのですが
先手が最善を尽くすと△42金型を作らせないことができると明快に解説されている。
是非ご一読を (とはいってもみんな読んで知っていると困るなあ 笑)
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瀬川 晶司
講談社 刊
発売日 2006-04-21
出逢いは宝!夢は星!! 2007-05-22
瀬川さんのサクセスストーリーの過程での「出逢い」がありのままに綴られています。
将棋関係の本を読んで、涙したのは「聖の青春」以来です。
瀬川さんがプロ棋士になることができたのは本人の努力の賜物と
ネバーギブアップの精神によるものが大きいのはもちろんですが、
素晴らしき先生、切磋琢磨し続けた友、愛されている家族、友人、先輩方々等、
たくさんの人々のの励ましと応援こそが大きな原動力になったとこの本を読んで知りました。
瀬川さんの人徳はすごいの一言に尽きます。
瀬川さん、夢と勇気をありがとう!
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青野 照市
創元社 刊
発売日 2001-02
変化が豊富 2007-03-05
本で入門した初心者に有りがちな失敗。「本の通りに相手が指してくれない(笑)」。
この本は変化が実に多い。
多過ぎてどこからの変化だか思い出せなかったくらい。
将棋の本を読むのは30年ぶりだが、また一から勉強し直して宿敵のPS2ソフトを打ち負かせたい!
->初級相手にボロ負けだったのを、昔の記憶を呼び起こして5割の勝率へアップ!
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将棋の腕前を上げるには、実戦が一番。しかし一流の棋書があれば短期間に上達できる。おすすめの将棋本はこれだ!