
島 朗 /羽生 善治 /佐藤 康光 /森内 俊之
河出書房新社 刊
発売日 1999-03
読みの訓練、大局観の確認に最適の教科書 2005-04-15
最初にこの本は、有段者向けと思います。
ただ級位者の方でも大局観の勉強には、いいと思います。
局面を提起して、羽生、森内、佐藤の三人に読みを披露してもらう内容ですが、聞き手の島さんのも読者の聞きたいことを見事についている。
なお提起している局面が25局面あるのですがいずれも自分の読みを試すには最高の局面です。
従来の問題集のような次の1手が存在するような局面でなく、話題の局面であったりアマが知りたい局面であったり うーん島さん選び方最高ですよ。
なお同じ局面でも3者が全く違う大局観の局面があり(先手を持ちたいという羽生と後手を持ちたいという森内、佐藤)興味深い。
この本は、各局面を自分の読みを入れてあとから3者の読みと大局観と比べると大変勉強になる画期的な本です。
この最高の組み合わせはもう実現しないかもしれませんね。
こういう企画の本を出版する島さんに拍手。
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