
毎日コミュニケーションズ 刊
発売日 2006-02
「パラダイス」を恐れずに 2007-03-15
「○○パラダイス」と聞くと、難しいとか詰将棋マニア向けで棋力上昇にはどうかな?というイメージがあると思います。
しかし本書はタイトル通り配置が実戦形で、かつ手順や筋もそれほど変わったものではありません。
合駒や変わった開き王手に頭をひねらされる問題はほとんどないです。
それでいて歯応えのある難易度で、非常に読みや感覚が鍛えられると感じます。
入り方や変化の多さ、盲点になりやすい筋などが上手く問題になっているのでしょう。
注意点ですが3〜7手詰が40問とありますが7手詰だけで30問近くあるので、
全体として実質7〜11手詰がほとんどですから、それらが解けて楽しめる力がないと厳しいでしょう。
このレベルの詰将棋本はあまりないですので貴重かと思います。
毎日コミュニケーションズの本は絶版が早いですし、少しでも興味をもたれた方は「買い」でしょう。
〈1〉が既に絶版なのが残念ですね、定跡書と違っていつまでも手にとってもらえる内容だと思うのですが。
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将棋の腕前を上げるには、実戦が一番。しかし一流の棋書があれば短期間に上達できる。おすすめの将棋本はこれだ!