
羽生 善治
浅川書房 刊
発売日 2006-06
「羽生善治の終盤術」シリーズの掉尾を飾る良書 2006-06-17
終盤戦で、美濃囲い、穴熊、矢倉をどう崩したら良いかについて書かれた本。これまでの「羽生善治の終盤術」シリーズと同様、すべて羽生善治氏の実戦譜に例が取られています。過去の2冊に比べるとやや易しい印象を受けました。いずれにせよ「羽生善治の終盤術」シリーズの掉尾を飾るにふさわしい良書であり、過去の2冊が良かったと思われた方にはお奨めです。
特に居飛車党の目から見ると、羽生三冠と一緒に攻める感覚をすべてのページにわたって楽しめます。一方、振り飛車党の目から見ると、非常に勉強にはなりますが、美濃囲い、穴熊の箇所は羽生三冠に攻められる感じで、守っている側の感覚になります(但し、穴熊崩しの一部は対居飛車穴熊なので、これは羽生三冠と一緒に攻めている感覚が味わえる)。色々守っても、羽生三冠に攻められるとひとたまりもないという感じです。
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