
大崎 善生
講談社 刊
発売日 2003-05
プロの将棋棋士を目指して 2007-02-03
平成13年度 第23回 講談社ノンフィクション賞受賞作
大崎さんの作品は村山聖さんを描いた『聖の青春』以来
2作目となります。
この本は、面白くはありません。
成田英二さんを中心に奨励会を退会した数人のことが
書かれています。
将棋が大好きな著者・大崎さんから見れば夢を追いかける
成田さんは、選ばれた人間です。
奨励会を退会するとき連盟から一組の駒が送られるそうです。
羽生さんに 0勝4敗・・・成田さんのvs羽生戦の戦績です。
退会後、成田さんに再会した大崎さんは彼にとって羽生さんは
誇りであることを知ります。
成田さんが常に肌身離さず持っているもの・・・それは
連盟からもらった将棋の駒と森昌子のブロマイド
彼の人生に勇気と力をあたえているものです。
この本には、あるひとつの人生が書かれています。
家族がみな彼を応援し故郷・北海道を捨て
将棋のプロを夢見て挫折していった現実が描かれています。
それでも、成田英二さんは
将棋をしてきて良かったと言います。
この本を読み終えて、読んでよかったと思っています。
さらに詳しい情報はコチラ≫
PR
この記事にコメントする
- ABOUT
将棋の腕前を上げるには、実戦が一番。しかし一流の棋書があれば短期間に上達できる。おすすめの将棋本はこれだ!