
藤井 猛
浅川書房 刊
発売日 2003-12
さすが藤井さん!!! 2006-07-20
素晴らしい良書だと思います。四間飛車の進化の歴史が学べて、四間飛車党にとってはたまらない本です。ただし基礎的なことについては省かれているので、四間飛車について、ある程度の知識を持っている方にお勧めです。
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河口 俊彦
新潮社 刊
発売日 2006-03
大山康晴の強さとその生き方を分かりやすく提示した著作です 2006-07-29
大山康晴の全盛期に将棋を覚えたオールドファンです。本書を読み改めてその強さを実感しましたし、あまり知られていないその生き様を理解できました。
対照的な独特の風貌で日本中に知られた大山・升田時代だけでなく、中原にその座を譲るまで、憎らしいほど勝ち続けた名人なのは皆が知っています。そして晩年のガンとの戦い。壮絶なまでに「現役A級棋士」というクラスや将棋にこだわる「勝負師の本能」というものに対して、本書はスポットライトを当てたかのように明確に描き出しています。
それにしても、「強さ」へのこだわりは、生き方に繋がります。プロ棋士なら当たり前の感覚なのでしょうが、その中でも一際光ったものを持った人だけがトップに君臨するのでしょうね。
著者の河口 俊彦さんの書かれた文章は好きです。「将棋世界」に掲載される文章のどれも巧みで、棋士の中でも一番お上手な方だと思っています。
棋譜も紹介されていますが、将棋をご存知のない方がそれを読み飛ばしても理解できるように書かれています。それだけ河口さんの文章が巧みなせいかもしれません。
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勝浦 修
毎日コミュニケーションズ 刊
発売日 2006-10
待望の一冊 2007-03-25
指将棋が強い・弱いに関わらず楽しめる一冊。
勝浦九段は詰将棋の名手ですが、その詰将棋著作は数点だと思います。
すっきりした詰将棋がたっぷり200題。
詰手順を味わうことで、棋力向上、上級者のトレーニングにも最適の一冊だと思います。
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勝浦 修
毎日コミュニケーションズ 刊
発売日 2007-03
前作より易しめです。 2007-04-19
今作は前回の詰将棋道場より易しい問題が多く、
7手詰め80問、9手詰め80問、11手詰め40問となっています。
盤面9枚、持ち駒3枚以内ということなので、どれも取り組みやすい
問題となっています。
お買い得でとても満足できました。
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小野田 博一
有紀書房 刊
発売日 1994-03
思ってたより分かりやすい! 2006-02-07
ビギナーにとっては、とても丁寧に分かりやすく書いてあるとおもいます。それに、読んでいても飽きが来ないので、チェスを始めたい人にはおすすめです!
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羽生 善治 /今北 純一
文藝春秋 刊
発売日 2004-07-22
ビジネスと将棋の共通項 2007-03-12
羽生さんについては、将棋の世界での七冠王という前人未到の業績を成し遂げた人として注目してましたが、今回のビジネス界の今北純一さんという方は知りませんでした。今回の対談で将棋の個人としての勝負の世界とビジネスの組織としての勝負の世界の共通項が多いことに今更ながら驚きました。会社という組織の中にいても、会社の規模や肩書きの威光が効かない世界へ個人としてでていかなけらばならない等、組織の中で働く者の心構え、将棋の勝負の世界の中での自分の磨き方、伸ばし方などについて、自由奔放に語り合ってる元気のでる本です。
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羽生 善治
浅川書房 刊
発売日 2006-06
「羽生善治の終盤術」シリーズの掉尾を飾る良書 2006-06-17
終盤戦で、美濃囲い、穴熊、矢倉をどう崩したら良いかについて書かれた本。これまでの「羽生善治の終盤術」シリーズと同様、すべて羽生善治氏の実戦譜に例が取られています。過去の2冊に比べるとやや易しい印象を受けました。いずれにせよ「羽生善治の終盤術」シリーズの掉尾を飾るにふさわしい良書であり、過去の2冊が良かったと思われた方にはお奨めです。
特に居飛車党の目から見ると、羽生三冠と一緒に攻める感覚をすべてのページにわたって楽しめます。一方、振り飛車党の目から見ると、非常に勉強にはなりますが、美濃囲い、穴熊の箇所は羽生三冠に攻められる感じで、守っている側の感覚になります(但し、穴熊崩しの一部は対居飛車穴熊なので、これは羽生三冠と一緒に攻めている感覚が味わえる)。色々守っても、羽生三冠に攻められるとひとたまりもないという感じです。
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杉本 昌隆
毎日コミュニケーションズ 刊
発売日 2007-02
標準合格点 2007-03-10
振り飛車党の杉本さんが書いた振り飛車破りの本です。
最初に感じたことは、ひとつの戦法を詳しく解説したというのでなく
いま 頭のポケットに入っている最新情報をまとめたという感じです。
(主に実戦譜を参考に)
全体を通して藤井システム対策が40%程度しめています。
アマでは、最近下火になっていますが、その後の結論や研究会での新手等含めて
紹介しています。
異色なのは5筋位取り戦法を簡単に紹介しています。ただ藤井さんの四間飛車の
急所(1)でこの局面で振り飛車の攻めを受けるのは難しいだろうという局面から
さらに実戦を参考に解説しています。(居飛車よしとしている)
この点は興味深い。
対四間飛車では、あとポンポン桂を解説。(B級戦法の達人より詳しく解説)奇襲的な
意味で面白い。
対三間飛車は、銀冠から穴熊へ囲いへ囲いながらの戦い方を解説。実戦譜を参考に
していると思いますが、所々に実戦的な手が出てきます。
同じく 対三間飛車での山本(真也)流石田封じも振り飛車側としては知っておきたい変化です。
いろいろな戦法を解説して目移りはするのですが、所々に新鮮な変化もあり 目を通しておいて損はないかと思います。
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近藤 正和
日本将棋連盟 刊
発売日 2003-08
将棋強くなりたい皆さん、頑張って行きましょう。 2005-05-12
ゴキゲン中飛車は、基本の手筋に関してはシンプルで解り易いと思いますので、素人(私)には有難いですし、勉強になります。
近藤正和五段(2005年5月現在)の文章も平易で、スイスイ進める感じです。嬉しい。
また、他の戦法を得意とする方にも、手筋の感覚を磨くという意味で役立ってくれるのではないかと。
まあ――原則として力戦中飛車でしょうから、棋力、経験、センスが要求される、でしょうか。
うーん、いつかは御機嫌になりたい。
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