
鈴木 大介
創元社 刊
発売日 2005-01
早石田の変化に価値あり 2005-03-16
この本のまえがきにあるように ▲76歩、△34歩、▲75歩、△85歩と進んだ場合 ▲74歩は成立しないと考えられていたが、鈴木(大介)新手の発見で、面白い戦いになりそうだ。
本書は、この超急戦の変化が実に詳しく書かれているこのあたりの変化は、知っているものが有利に働くだろう。
東大将棋 石田流道場の変化と比べてみると興味深い。
4手目に△85歩でなく△62銀ときた場合に▲66歩と止めての変化で、対急戦で腰掛銀、棒金の対処方法を解説している。
最後の章で対居飛穴を解説。これは、従来鈴木8段得意のダイヤモンド美濃で対処する方法と、▲77角とあがってあくまで急戦で対処する方法を解説。
なお本書では、升田式石田流については、▲57銀型で従来手詰まりになりやすいと説明されているが(比較的短く)、鈴木8段得意の▲67銀は、解説されていないのが残念ではあるが紙数の関係で仕方ないのでしょう。
とにかく超急戦の変化は知っていて損はないのでおすすめです。東大将棋 石田流道場と合わせると心強いかな。
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