羽生の頭脳〈9〉激戦!横歩取り
羽生 善治
将棋連盟 刊
発売日 1994-09
貴重な横歩2三歩型戦法解説の本 2003-05-07
横歩取りは今でこそ、中座流と呼ばれる8五飛戦法(出だしは3三角戦法)が主流となっているが、本書で紹介する2三歩戦法や相横歩取りは古くから指されつづけている戦法であり、2三歩戦法で先手が3二飛成と飛車を切る手筋などは定跡の代表例としてよく取り上げられている。(この手に対し後手はなぜ同銀で同飛ではだめかという解説も明快である)現在、2三歩型については解説した本が皆無に近い状態なのでその意味で貴重な本といえる。
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羽生 善治
将棋連盟 刊
発売日 1994-09
貴重な横歩2三歩型戦法解説の本 2003-05-07
横歩取りは今でこそ、中座流と呼ばれる8五飛戦法(出だしは3三角戦法)が主流となっているが、本書で紹介する2三歩戦法や相横歩取りは古くから指されつづけている戦法であり、2三歩戦法で先手が3二飛成と飛車を切る手筋などは定跡の代表例としてよく取り上げられている。(この手に対し後手はなぜ同銀で同飛ではだめかという解説も明快である)現在、2三歩型については解説した本が皆無に近い状態なのでその意味で貴重な本といえる。
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日本将棋連盟 刊
発売日 2000-09
将棋が芸術であることの証明 2007-02-21
現代を代表する二人の棋譜集です。お互いが勝利を目指して最善を尽くす、即ち勝負でありながらどうしてこんなに格調が高く美しいのだろう。序盤から妥協なき指し手の積み重ね、息をのむ程の華麗な寄せ。棋譜を観賞して涙が出るなんて。。。
最高の将棋は芸術であることを実感できる一冊です。
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こども将棋 振り飛車で勝とう
中原 誠
池田書店 刊
発売日 2003-02
子供が最も好む戦法を上手に教えている 2005-01-12
振り飛車は子供が最も好む戦法の一つですが、親が教えるのは意外と難しいことで、その点、この本は非常に役に立ちました。「こども将棋」振り飛車編は続編も欲しいですね。
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中原 誠
池田書店 刊
発売日 2003-02
子供が最も好む戦法を上手に教えている 2005-01-12
振り飛車は子供が最も好む戦法の一つですが、親が教えるのは意外と難しいことで、その点、この本は非常に役に立ちました。「こども将棋」振り飛車編は続編も欲しいですね。
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団 鬼六
小学館 刊
発売日 2002-12
本能のままに生きた男の生涯 2006-09-19
借金は踏み倒すは、好きな女が出来たら駆け落ちするは、
仕事も長続きしないはで、これだけだととんでもない男なのですが、
将棋に関しては、アマでは勿論トップ、将棋でもプロの森八段に平手で勝つなど、とんでもない才能をもっていた。
将棋自体も序盤はめちゃめちゃ、終盤で鬼のような逆転をするという
かっこいい?勝ち方で、本当に当時の将棋会を荒らしまわっていた。
本能のままに生きた、ある意味うらやましいと思えるほどの1人の男の一生を堪能することができます。
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羽生 善治 /かたおか 徹治 /石倉 淳一
くもん出版 刊
発売日 2006-02
楽しくマスターできる入門書 2007-03-17
私はルールしか知りませんでした。だから、子どもが将棋に興味を持ったとき、ルールしか教えられませんでした。
ルールだけでは、詰め将棋はできますが、本将棋を打とうとすると、初手から、何をどう動かせばいいのか、わかりません。
この本では、ルールから、序盤、中盤、終盤の考え方、戦法や手筋を、5つのステージに分けて、マスターしていきます。
各ステージでは、まず『マンガ』で引き込み、『解説』で納得し、『練習問題』で定着する、という3つのステップで攻略していきます。(何か学習書みたい。さすが『くもん』)
ロールプレイングゲームのように、進めて行けます。まあ、マンガの内容も、まさにロールプレイングゲームですし。
大人から見ると、『マンガ』の部分は、少し雑な感じがしますが、子どもは気にしないでしょう。それよりも、異形の戦士が次から次へと登場し、飽きずに見ていけると思います。
ただし、マンガにばかり興味が行くと、間の部分を飛ばして、マンガばっかり読んでしまうかも知れません。
そうなると本末転倒、肝心な部分はマスターできないかも知れません。まあ、そればっかりは、読む側の問題、子どもが将棋そのものに興味が持てるかどうかの問題なのかも知れませんが。
いずれにせよ、一度読んで終わりという本ではなく、何回も読み返し、あるいは部分的に参照することで、基本的な戦法や手筋を身に付けることができる本です。
入門書として、子どもばかりでなく、大人でも、入り易くていいと思います。
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勝又 清和
浅川書房 刊
発売日 2007-04
観戦記ガイドとして最高 2007-05-25
現在プロで指されている戦法について、そこに至る成り立ちを含めて丁寧にわかりやすく
解説している。自分は振り飛車党だが、この本のおかげで、新聞の相居飛車の観戦記も興味を
もって読めるようになった。最新戦法を扱った類書には深浦8段の「最前線物語2」があるが、
それに比べわかりやすい。逆に、細かい手順が定跡書のようにのっているわけではない。
トップ棋士に各戦法についての考え方をインタビューしているのも興味深く、300ページ近くを
あっという間に読んでしまった。いい本である。
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谷川 浩司
日本放送出版協会 刊
発売日 2007-02
谷川浩司を自分のものとする絶好のチャンス 2007-02-17
谷川浩司九段が2006年4月から半年間務めたNHKの将棋講座が本になりました。アシスタントの島井女流初段が、番組の進行と呼応するかのように07年度のA級昇格を決めたことからも、その有用性は折り紙付きといえるでしょう。
内容は、将棋の序盤から最終盤まで、指し手が考えるべき基本の「本筋」を、手順を踏んで優しく教え、そして最終的には読者を恐ろしい程の高みにまで導いてくれます。
戦型を序盤の4手でパターン予測する方法や、独自の得点計算に基づく形勢判断の仕方。『寄せの法則』にも登場した「どの駒があれば詰む?」も紹介されています。
また実戦例では、羽生三冠と森内名人挑戦を賭けて争った第64期A級プレーオフを解説。羽生三冠が繰り出す王手の連続に谷川九段は!? 30手に及ぶ詰むや詰まざるやの激闘です。
将棋は好きだが体系的な勉強はしたことがない…そんな人が谷川流(タニガワナガルではなくて)の指し手を身に付けるには最高のチャンスです。
「受けが好きな人なら、○○と打って受けに回る順のほうが安心感があるかもしれません。…(中略)…私なら、××と打って寄せに出たい。それが棋風というものです。」(本書 P.215)
この言葉に「さすが谷川浩司」と唸った人も、是非どうぞ。
ちなみに、谷川・島井の両名が番組で見せた、医者とナースのコスプレ写真は載っていません。
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米長 邦雄
毎日コミュニケーションズ 刊
発売日 2004-03
矢倉とは何か 2007-02-28
この本を読めば分かること請け合いである。
中原、加藤、米長、この3人の築いた一時代の流れを
汲むのが、現代の羽生世代の棋士たちと考えるが、
この本にはその闘いの後があますところなく描かれて
いる。
特に有段以上で壁にぶつかっていると感じる向きに
お薦めしたい。
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所司 和晴
毎日コミュニケーションズ 刊
発売日 2003-05
良質な定跡書 2003-06-25
アマチュアの有段者でも愛好者が多い、横歩取り3三桂戦法についてまとめたもの。
横歩を取る以上避けられない戦型だけに、可能ならば読んでおきたい一冊。また、後手番の裏芸を増やしたい有段者レベルの方には格好の勉強材料となりうるだろう。
内容は、『横歩取りガイド』シリーズや、『羽生の頭脳』10巻で既出の変化も多く、それらの本の読者にはやや物足りなく感じられる部分もありそうだが、第2章で5八玉早上がり型という、比較的最近現れた有力な変化について70ページほど取り上げられている点が目新しく、この部分だけでも一読しておく価値があると思われる。
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所司 和晴
毎日コミュニケーションズ 刊
発売日 2003-03
詳しいのだが・・・ 2003-04-14
プロ間で今も定跡が日々進歩している横歩取り「85飛戦法」の最新の変化を詳しく述べた書。横歩取りファンには必読の書かもしれないが、今までの東大将棋シリーズと同じように編集が雑多(理解しにくい。ただ変化をダラダラ書いただけのようにも思える。)で、先崎8段の本のように読み応えはない。
最新の変化を書いてくれているのもありがたいのだが、プロの実践を抜き取ってそのまま書いた感も否めない。(編集時間が足りなかったのかも。)
定跡を深く知りたい、という人にはいいかもしれないが、横歩取り85飛を指しはじめようと思っている方には、森下8段の「85飛を指してみる本」をお勧めしたい。
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将棋の腕前を上げるには、実戦が一番。しかし一流の棋書があれば短期間に上達できる。おすすめの将棋本はこれだ!